仏滅の結婚式は本当にダメ?メリット・デメリットと選び方
更新日:2026.10.20
結婚式の日取りを考えていると、「仏滅は縁起が悪い」「でも仏滅プランは安い」という話をよく目にします。仏滅の結婚式は本当に避けるべきなのでしょうか。この記事では、仏滅の意味と、仏滅に結婚式を挙げるメリット・デメリット、選ぶときの注意点をまとめます。
仏滅とはどんな日?
仏滅(ぶつめつ)は六曜のひとつで、「仏も滅するほどの大凶日」とされ、六曜の中で最も縁起が悪い日とされています。ただし、もともとは「物滅」と書き、「物が一度滅んで新しく始まる日」という意味だったともいわれます。名前に「仏」と入っていますが、仏教やお釈迦様の命日とは関係ありません。
仏滅に結婚式を挙げるメリット
1. 費用が安くなる
最大のメリットは費用です。多くの結婚式場では、仏滅の日に「仏滅プラン」や割引を用意しています。会場使用料や料理・衣装の割引、特典の追加など、内容は式場によってさまざまです。同じ内容の結婚式でも、総額で数十万円変わることもあります。
2. 日程を予約しやすい
土日祝の大安は1年以上前から予約が埋まることもありますが、仏滅は比較的空いています。希望の式場や人気の時間帯を押さえやすく、準備期間が短いカップルにも向いています。
3. 「物事が新しく始まる日」という考え方
仏滅を「物滅」として、それまでの物事が終わり、新しいことが始まる日ととらえる考え方もあります。結婚を「新しい人生のスタート」と考えれば、前向きな意味を持たせることもできます。
仏滅に結婚式を挙げるデメリット
デメリットは、縁起を気にするゲストがいることです。特に年配の親族の中には、仏滅のお祝い事を良く思わない人もいます。事前に両家の親に相談し、了承を得ておくと安心です。招待状を送る前に話しておけば、当日になって気まずくなることはありません。
仏滅でも吉日と重なる日を選ぶ方法
六曜以外の暦注で縁起の良い日と重なる仏滅を選ぶと、親族にも説明しやすくなります。たとえば一粒万倍日(始めたことが万倍に実る日)や天赦日(最上の吉日)、天恩日(天の恩恵を受ける日)と重なる仏滅です。2026年10月以降の土日祝で、これらと重なる仏滅は次のとおりです。
| 日付 | 六曜 | 重なる暦注 |
|---|---|---|
| 2026年10月18日(日) | 仏滅 | 天恩日 |
| 2026年12月20日(日) | 仏滅 | 天恩日 |
| 2027年1月1日(金) | 仏滅 | 天恩日 |
| 2027年1月24日(日) | 仏滅 | 一粒万倍日 |
| 2027年1月30日(土) | 仏滅 | 天恩日 |
| 2027年2月28日(日) | 仏滅 | 天赦日・寅の日 |
| 2027年4月3日(土) | 仏滅 | 天恩日 |
| 2027年5月2日(日) | 仏滅 | 巳の日・天恩日 |
| 2027年5月30日(日) | 仏滅 | 天恩日 |
| 2027年8月1日(日) | 仏滅 | 天恩日 |
なお、土日祝の仏滅は2026年10月以降の2027年末までに20日あります。式場の仏滅プランと合わせて検討してみてください。
先勝・先負・赤口は時間帯で選ぶ
仏滅ほどではないものの、先勝(午前が吉)・先負(午後が吉)・赤口(正午前後のみ吉)は時間帯で吉凶が変わります。挙式の時間を吉の時間帯に合わせれば、お祝い事にも問題ないとされます。式場によっては、これらの日にも割引がある場合があります。
六曜ごとの結婚式の人気
結婚式の日取りでは、一般的に次の順番で人気があるといわれます。人気の高い日ほど予約が早く埋まり、料金も高めに設定される傾向があります。
- 大安:一日中吉。最も人気が高い。
- 友引:「幸せを友に分ける」。昼を避けて挙式する人も。
- 先勝:午前中が吉。午前の挙式なら人気。
- 先負:午後が吉。午後の挙式に。
- 赤口:正午前後のみ吉。
- 仏滅:一日中凶とされ、割引が最も大きい。
2026年10月以降、2027年末までの土日祝日でみると、大安は20日、仏滅は20日あります。大安の土日祝は数が限られるため、人気の式場では早い時期に埋まってしまいます。
親族への伝え方の例
仏滅に決めたことを親族に伝えるときは、理由を添えると受け入れてもらいやすくなります。たとえば次のような伝え方があります。
- 「式場の予定がこの日しか合わなくて、仏滅だけど一粒万倍日と重なる日を選んだよ」
- 「仏滅は『物が滅して新しく始まる日』という意味もあるみたい。ふたりの新しいスタートにぴったりだと思って」
- 「浮いた費用で、料理や引き出物をグレードアップしたよ」
大切なのは、決める前に一度相談しておくことです。事後報告よりも、相談のうえで決めたほうが、親族も気持ちよく当日を迎えられます。
仏滅以外にも費用を抑える方法
費用を抑えたいなら、仏滅以外にも選択肢があります。平日の挙式、夕方からのナイトウエディング、夏や冬などのオフシーズン、半年以内の直前予約などは、割引が用意されていることが多い条件です。仏滅と組み合わせれば、さらにお得になる場合もあります。
仏滅の日の挙式で気をつけたいこと
仏滅に結婚式を挙げると決めたら、当日を気持ちよく迎えるために、次のような点に気を配ると安心です。
- 招待状に六曜を書かない:招待状には日付と曜日だけを書くのが一般的です。わざわざ六曜を書く必要はありません。
- 年配のゲストには事前に一言:気にしそうな方には、事前に事情を伝えておくと安心です。
- ご祝儀やお祝いのお返しは丁寧に:日取りを気にするゲストにも、心のこもった対応で感謝を伝えましょう。
仏滅と吉日を組み合わせる考え方
六曜以外の暦注で見ると、仏滅でも縁起の良い意味を持つ日はたくさんあります。一粒万倍日は「始めたことが万倍に実る日」、天恩日は「天の恩恵を受ける日」、天赦日は「天がすべての罪を赦す最上の吉日」です。これらと重なる仏滅を選べば、「仏滅だけど吉日」という説明ができ、気にする人の不安も和らぎます。
また、仏滅の挙式を避けたい場合でも、披露宴やフォトウエディング、前撮りなどを仏滅に行い、入籍日だけを大安にする、という分け方もあります。入籍日のおすすめ吉日のページでは、入籍に良い日を一覧で確認できます。
仏滅でも気にしない人が増えている
近年は、六曜をあまり気にしないカップルが増えています。結婚式場の調査などでも、日取りを決める理由として「ゲストが参加しやすい日」「ふたりの記念日」「費用」を重視する声が多く、六曜は数ある条件のひとつという位置づけになりつつあります。特に家族婚や少人数の結婚式では、仏滅を選ぶことへの抵抗が小さい傾向があります。
一方で、両家の親世代や祖父母世代には、今でも六曜を大切にする人が少なくありません。ふたりだけで決めずに、家族の考えも聞いたうえで、みんなが納得できる日を選ぶことが、結果的にいちばん満足度の高い結婚式につながります。
日取りの候補を絞るときは、まず式場の空き状況とゲストの都合を確認し、そのうえで六曜や吉日を照らし合わせる順番がおすすめです。結婚式の日取りのページでは、土日祝日の大安・友引と、一粒万倍日や天赦日と重なる日を一覧にしているので、候補日選びに役立ててください。
候補日が決まったら、早めに式場へ仮予約を入れておくと安心です。
まとめ
仏滅の結婚式は、費用を抑えられ、日程も選びやすいという大きなメリットがあります。気にするゲストがいる場合は事前に相談し、一粒万倍日や天赦日と重なる日を選ぶなどの工夫をすれば、安心して当日を迎えられるでしょう。六曜は昔からの習慣にすぎないので、ふたりにとって納得できる日を選ぶことがいちばん大切です。